釣りごろ釣られごろ1845回の放送
山口県徳山港から出船、山口県防府市の野島(馬の背・奥)に上陸、エサはバフンウニを使ってました。
そんな、もったいない。寿司にして食べるからよこせ。と言いたくなるようなウニを使ってます。
バフンウニを軽くたたいて、中の体液が漏れるようにして、撒き餌としても使います。だからこれだけの量のバフンウニが必要なんですね。全く1回の釣りでどれだけの費用が掛かるんだよ。
仕掛けはこんなのです。
めちゃくちゃ懐かしい仕掛けですわ。これ中学校のころに見ていた仕掛けとほとんど変わってない。シモリペットとコークスクリューサルカンが違うだけで変わっていない。
おもりを移送式にしてシモリペットにつなぐのは、イシダイが食い込んだ時の遊びを作るのが目的、ごく自然に餌を持っていけるようにしてやることで喰い付きが良くなるんです。キス釣りのジェットてんびんとフロートてんびんの違いみたいのものですね。ハリスが固定式のジェットてんびんより、移動式のフロートてんびんの方が釣果がいいのと同じ原理です。
餌はバフンウニの2個付け、悔いが悪い時は1個つけにする模様。なんと贅沢。行ったら絶対イシダイ釣って、食べてやらないと気が済みませんね。
午前5時釣りはじめです。
餌をまいているので、投入後すぐにヒット、グン、ぐ~ン、ぐーんと三段引き。3段目で合わせるという釣り方なので、我慢している場合にばれてしまうことが多い。早合わせは禁物です。
イシダイ釣りは地方によって釣り方、エサも様々です。サザエやカラスガイ、ガンガゼなどいろいろなので、仕掛け、エサなどは必ず現地の人に確認してから用意した方がいいでしょうね。
イシダイの日本記録保持者の石田さんという人は100mくらい遠投で、置き竿で釣るそうです。
場所は隠岐の島だそうです。
これが日本記録のイシダイ。
イシダイは縞模様が消えて初めて本物です。これこそステイタス。
で、野島の釣りですが、撒き餌をまいて第一投目でその日の釣果が大体わかるそうです。当日は1頭目でグイ、グーン、グーーンと三段引き、
『おおー、来たがな。』
と思ったらばれてました。バフンウニはイシダイがかじりついたときにばらばらになる場合があるので、針にかけるのは結構難しいそうです。早合わせは禁物ですし、三段目に合わせるのを待っていれば、ばれてしまうことが多い。
で、野島で一発目に釣れたのはこれでした。51cmのイシダイ。縞模様がまだはっきりしていますが・・・。
この人、イシダイ釣り歴30年、釣りごろ釣られごろは番組放送開始から30年、どちらも年季が入ってます。
この日はイシダイ釣りの前半戦で、51cm、35cm、33cmの3尾があがりました。