昔、よく鯉釣りをしていた。
家の下が市川で、深く広い川面があり、昔は魚がいっぱいいた。昔は・・・、というのはここ数年魚が激減したのだ。
原因は川鵜の襲来だ
6年ほど前に突然川鵜が襲来し、口に入る魚は片っ端から食べてしまった。群れて泳いでいたウグイはいなくなり、カワムツやオイカワは、川鵜が見向きもしない小さな魚のみとなった。
夏の間は魚の方が動きが速いので生き残った者もいたが、冬になると川鵜は100羽以上の群れで行動するようになり、最近では魚が全く見当たらなくなった。
生態系を考えるとブラックバスやブルーギルより川鵜の方がよほど問題だ。
動物愛護団体は川鵜の駆除に反対するらしいが、こいつらを保護して、喰われていなくなる魚には責任が取れるのだろうか。
川に魚がいなくなるど魚を食い尽くす川鵜は、川の生態系を破壊する害鳥で駆除の対象ではあっても、保護する対象ではないと思う。動物愛護条例で何でも間でも保護しては、逆に絶滅する動物をつくることになる。
増えすぎたのは淘汰・管理するのも、自然をいじってしまった人間の役目だ。海においてのイルカの保護、川においての川鵜の保護は、私たち人間の食料である魚を減らすことにつながる。
動物愛護団体はこのことをわかっているのでしょうか。彼らが愛しているという自然は、彼らが迷妄によって保護した動物によって破壊されている。この矛盾は直ちに正されるべきだ。
釣りをしていて、なにも釣れず、急に空が暗くなって見上げると川鵜が100羽以上の群れで飛来し、釣り場に降り立ち魚を食べるさまは、正直、この川を愛して釣りを愛していた私には衝撃的なことだった。
あの日、市川は釣りのできる川としては死んだのだ。あの年以降、市川ではアユの放流が控えられている。夏になれがアユの友釣りの長い竿がそこかしこにあり、アユのハミ跡のあった川は永遠に失われた。
生きている間にあの豊かな川は戻ってくるのだろうか。川鵜がいる間は無理だが。
鯉釣りの定番餌
私の鯉釣りの定番餌はマルキューの『大ごい』に『マッシュポテト』を4分の1ほど混ぜ、さらに『さなぎこ』を混ぜる。喰い付きが悪い場合は『さなぎこ』の分量を増やす。
マッシュポテトは細かく砕いたものではなく荒い方を使う。
さなぎこは、封を開けると劣化してしまうので、小さい袋で複数個買ってました、
ただ、このブレンドは私の居る市川で一番よかった餌です。
鯉釣りは『いい餌』つまりはその場所の鯉が好む餌を使った人だけが釣れるので、その場所で釣れている人の餌を参考にするようにしましょう。
もしくは、私がやった方法なんですが、竿を2本、餌を2種類用意してどちらが良く喰い付くか調べて行きます。ひとつづつ釣れない餌を外していき、残った餌がその場所の一番です。
基本はブレンドした方が釣果はいいです。
それと、固く握りすぎると釣れません。握るだけ、とかいういい加減な餌は全く釣れません。
私が書いた『大ごい』『マッシュポテト』『さなぎ粉』のブレンドより釣れるか、釣れないか。ではかると。その場所で最適の餌が出来ると思います。
チャレンジしてみてくださいね。
因みに今、私の家の下で鯉釣りをすると、すっぽんが釣れます。しかも30cm以上の大物。