最近、カワウが減ったような気がする。それなのに魚は川から姿が亡くなった。
この時期は魚が最も活動的な時期、この時期にムギツクすら顔を見せない。時々姿が見えていたニゴイと鯉も全く姿を見せなくなった。
おかしい。
でも、カワウが駆除されていなくなったなら、川は本来の姿を戻すだろう。そう思っていた。
ところが夕方に見てしまった。空をV字型の編隊を組んで30羽くらいが飛んできた。
「なんじゃあれは・・・・。」
唖然としていた直後、その後方から空が真っ黒になるほどの川鵜の編隊が飛んできたその数70~100羽
つまりカワウは、群れで狩りをして、川を上流から下流へとローリングをしていき、今は下流のまだ魚が残っているところを食らいつくしているらしい。その群れが夕方になると上流にあるコロニーまで帰っているのだ。
カワウ1羽が1日に食べる魚は500g、100羽として100x500g=50kgの魚を毎日あいつらは喰らっているのだ。
365x50=18250kg 年間18トンもの魚がこいつらに食われているわけだ。10年で180トン
これだけ喰われれば川に魚が居なくなるのも当然だ。この数字は分かっているんだから、国や地方自治体はなぜ手を打たないのだろうか。