ビッグフィッシングでアユ釣りをやっていた。
場所は兵庫県の円山川の支流・八木川だ。
そんなあほな!!
円山川は私の家の前を流れる市川の北に位置する川だ。生野峠を起点とし瀬戸内海側に流れるのが市川、日本海側に流れるのが円山川だ。カワウの飛行距離からしたら目と鼻の先だ。それにもかかわらず市川にはカワウがはびこり、川の魚を食い尽くしている。一方の円山川はカワウもおらず、豊かな川が残っているようなのだ。
同じ水系だけにアユの色も同じだ。黄色く色づき、丸々と太った大型のアユ。
天然もの食べたい・・・。
悔しい、裏側でまだアユがカワウの被害も受けずにガンガン釣れているとは。本当に大型のアユが釣れていた。
私の家から1時間前後の場所。ちょっと足を延ばせば漁場だが、市川の帝王と謳われた私が、自分の土地のアユをあきらめて北上してアユを釣るためにお金を払うなんてできない。
昔は市川にだって毎年アユが放流されたし、10年ほど前は川下から遡上してくるアユもいて、お盆過ぎに巻き網をかけると30匹くらいはすぐに取れた。多い時はちょっと気合を入れて100以上とって、近所に振舞っていたこともある。
アユは毎年川で取れるものを食べていた。なのに・・・・。
カワウが来てから1匹も食べてない。
行政が連携して神河町・市川町・福崎町でカワウの駆除をしなければどうにもならない。
こんなアユを当たり前に手にして、当たり前に食べていた。
あの豊かな市川が懐かしい。
こんな害鳥とっとと駆除してほしいのだが、漁協がある円山川と違い、市川水系には漁協がない。それでカワウを害鳥として駆除すると野鳥保護団体がクレームをつけてくる。
ふざけんな川の魚が全滅してるんだよ
こんなふうに、とったアユをその場で焼いて、子供たちと仲間と食べる。
そんなひと時を楽しめていたのはカワウが飛来するまでだ。
市川水系はいつまでカワウを野放しにするのだろう。